まあそれは間違ってはい。たまには私の言葉を信じてみるか。
「忘れるのは無理だけど、友達という関係にはなってもいいけど」
そう。敵から友達という関係に変わるだけだ。
「本当?ありがとう!」
嘘つきモード…嫌いだけどこれからやっていくにはそれしかないか。
「これからよろしくね、雪菜」
「うん。よろしく、琴音!」
琴音って…仕方ない。我慢だ、我慢。
西園寺は自分の席に戻っていった。
「鈴川さん!これだよ!」
次に明るい声で話しかけてきたのは椎名。彼女は何か紙のような物を持っていた。
「ほら!新聞っ」
そう言われて新聞をもらうと…