「わぁ…きれい…」
「だなっ」
空に打ち上げられている花火はとてもきれいで見惚れてしまった。
「ん」
「え?」
和田に差し出された手には可愛いシュシュがあった。
クローバーの模様でとっても可愛い…
「あげる」
「え、いいの!?」
しかもセット。
「うん。お前、いつも三つ編みだろ?だから二つ必要かなーって。緑似合いそうだし」
う、嬉しい。俺はいつもゴムで縛ってるから嬉しいしか言えない。
「あ、ありがとう…」
俺が笑顔でそう言って受け取ると和田は下を向いていることに気付いた。
「あの…和田?どうしたの?」
「ったく、可愛すぎだろ…」
「え…ちょっ」