――ジリリリ
「ん…うるさ…てか何時…」
目覚まし時計のうるさい音を止め、時間を見てみると、10時。
今日は日曜日だからもっと寝れるけど仕事があるから起きなければ。
「さて…下に行くか」
パジャマのまま下に行くと…
一人
私の両親は忙しくて休日でもほとんど家にいない。
まぁ、一人のほうが落ち着くから反対にこっちのほうがいい。
ぱぱっと朝食を食べ終えると歯磨きをして…
「スイッチオン!」
PCのスイッチを入れ、椅子にどっかりと座った。
そう、私の仕事は休日だけだが自宅警備員だ。トモダチがいない私は遊びに誘われるはずがなく、ずっと休日中PCやっている。
カタカタ
部屋にキーボードを打つ音が響く。

ぼっちは良いものだ。
誰とも関わらず、傷つかずにすむ。最後まで傷つかずにすむんだ。
そんなことを考えてると明日なんてこない。そんなの知っている。知っているから見てみぬふりをしているんだ。
そういやこんな歌詞がある曲があったっけ。
『それじゃあ明日も見えないままですよ』
見えなくていいよ、別に。見えたらまた傷つくだけだから。
なーんて、ネガティブっぽく考えちゃったり。前はポジティブだったけど。