あの後凛は一切話しかけてこなっかた。やったね。
でも西園寺達に話したのか…
「ねぇ、鈴川さん。なんで凛が謝ってくれたのに許さないの?」
あのー。皆こっち見てるんですけど…もう本当マジやめて、そうゆうの。
「別に。許そうが許さないが俺の勝手だろ?」
そうだ。西園寺達には関係ないのだからいちいち首をつっこむ必要はない。
余計なお世話だ。
「しかも頭下げたらしいよ」
「うわー。鈴川さんひどっ」
だから人間は嫌いなんだ…
自分が気に入らないとすぐその相手のことを悪く言う。それしかできないのか?
「くっだらね」
「「はあ?」」
西園寺達が声をそろえてそう言ってきた。
睨まれてるよ。…これならいっそ本音言っちゃおっかな。でもまたいじめられるし。
そこが俺の悪いところなんだよな。自分を守るために一歩ひくところ。
「授業始めるぞー」
いいタイミング。先生、たまには頼りになんじゃん。
西園寺達は自分の席に戻っていった。
…明日、ぱぱっと終わらせよう。めんどくさいけど仕方ないや。