ガシャンッ!
「あぁ…割っちゃったよ…」
「お前…何やってんだよ。悠馬驚いて泣いちまったぞ?」
「嘘!修也、落ち着かせてあげてよ」
「へいへーい」
俺達は大人になり、結婚した。まさか小学校のころできた彼氏と結婚するとはね。
修也は両親がいないからなかなか認められなかったけど、なんとか許してもらった。
で、子供も産んじゃいました。
「痛っ」
「どした」
悠馬を抱きかかえた修也が俺のほうへきた。
「うわっ。血ぃ出てんじゃん!」
「平気だってってええ!?」
傷口のところをなめられた。
修也に。
「あんた何やってんのぉぉぉぉぉ」
大人になっても修也のペースに持ってかれっぱなし。
「悪い悪い」
修也は背が高くなって、俺なんか背、あんまりのびなかったし。
まあ、少し大人っぽくなったかな。
ーーピンポーン
「はーいって椎名!」
「相変わらずにぎやかね」
椎名は彼氏ができて結婚も考えている。
「お、葉神じゃん!入りなよ」
「うん!」
大人になっても友達やってる率は低い。しかも小学校の友達だ。
でも、それほど仲が良いってことだよね?
ねぇ、神様。
この二人に会わせたのはまぎれもなくあなたのおかげです。
ありがとうございますっ!