「つか、おまえの判断基準って、いったいなんだ?」


そんな先輩に向かって、口を開いた。


「え?
そんなの、もちろん……。
それが、甘いものかどうかです~」


そんなの、当たり前でしょ?
決まってるでしょ!?


ふふんっと鼻息荒く、胸を張る。


そんな杏奈をボーゼンと見下ろし……、


「……は?」


と、言ったまま、先輩は固まってしまった。