すると、降ってきたのは……。


――ポンポンポン。


先輩の大きな手と、


「やっぱ、おまえ、かわいいな」


クスッと笑う、先輩の声。


「ほぇ?」


っと、目を開けてみると……。


そこにあったのは……。


「やっぱ。
諦めるとか選択肢は、絶対ねぇから」


不敵に笑う先輩の顔。