*甘きゅん注意報*

「杏奈っ!!」


そんな絶叫が聞こえ……。


気がつくと……、杏奈を抱えた悠真先輩が……


「大丈夫か?」


と、切なそうな、心配そうな瞳で、背中から杏奈を包み込んでくれていた。


な……なんで、悠真先輩?


杏奈のこと……追いかけてきてくれたから?


頭が真っ白になって、なにも答えられない杏奈をそっとおろし、先輩はよろけながら立ち上がった。


そして……。