*甘きゅん注意報*

「はぁ~ん。
そうなんだぁ~」


空気が一気に悪くなった。


「マジでそうなの?」


「なんとか言えば~?」


そんなことを言われても……。


杏奈には、なにも言い返せないよ。


そう思って、ジッとうつむいたままでいると……。


杏奈から袋を取り上げた女の子が、その袋を階段の下に、投げ捨てた。


「も――っ!!
バッカみたい!!」


「……っ」