女の子は、顔をまっ赤にして、杏奈に怒鳴った。
「私が悠真のために作ったお菓子なのに!!」
「…………」
そう、だったんだ……。
でも、そんなことを言われても……。
杏奈には、言い返すことなんて……少しもできない。
だって……。
悠真先輩にもらったって言ったら……。
たとえ、その経緯を説明したとしても……。
この人が……傷つくことは……間違いないんだもん。
「私が悠真のために作ったお菓子なのに!!」
「…………」
そう、だったんだ……。
でも、そんなことを言われても……。
杏奈には、言い返すことなんて……少しもできない。
だって……。
悠真先輩にもらったって言ったら……。
たとえ、その経緯を説明したとしても……。
この人が……傷つくことは……間違いないんだもん。

