「やーん。
返して~!!」
「ダーメ!
悠真先輩を知らなかったとか。
そんなの、そもそも、ありえないから!」
「知らないよ~。
そんなの~。
返して~」
「いいや、返さないっ!
悠真先輩を知らなかった罰として。
ううん、むしろ、ひとりだけ悠真先輩の“お気に入り”になった罰として。
これは、没収!!」
そんなわけのわからないことをまくしたて、実夏ちゃんは杏奈のお菓子をカーデのポケットに押しこんだ。
「うー、ひどいよ、実夏ちゃん。
返して~!」
返して~!!」
「ダーメ!
悠真先輩を知らなかったとか。
そんなの、そもそも、ありえないから!」
「知らないよ~。
そんなの~。
返して~」
「いいや、返さないっ!
悠真先輩を知らなかった罰として。
ううん、むしろ、ひとりだけ悠真先輩の“お気に入り”になった罰として。
これは、没収!!」
そんなわけのわからないことをまくしたて、実夏ちゃんは杏奈のお菓子をカーデのポケットに押しこんだ。
「うー、ひどいよ、実夏ちゃん。
返して~!」

