黒髪のサラサラボブが、とってもかわいくて、それから……。
「あんたと悠真先輩が知り合いだったなんて。
……っていうか、あの悠真先輩が、あんたに会いに、1年の教室に来たとか。
びっくりして、今朝、倒れそうになったっての」
知らなかったけど、“あの男”=悠真先輩のファンだったらしい。
「ようやくショックが治まったから。
今から、きちんと聞いてあげる」
ギィーっと音をたててイスをひいて、実夏ちゃんは、杏奈の前の席に後ろ向きに座った。
……と同時に、杏奈のお菓子を取り上げた。
「お菓子は、あ~と!」
「あんたと悠真先輩が知り合いだったなんて。
……っていうか、あの悠真先輩が、あんたに会いに、1年の教室に来たとか。
びっくりして、今朝、倒れそうになったっての」
知らなかったけど、“あの男”=悠真先輩のファンだったらしい。
「ようやくショックが治まったから。
今から、きちんと聞いてあげる」
ギィーっと音をたててイスをひいて、実夏ちゃんは、杏奈の前の席に後ろ向きに座った。
……と同時に、杏奈のお菓子を取り上げた。
「お菓子は、あ~と!」

