四季折々の旬の野菜を使って料理をするって意味と、私と海姉の季節に関連した名前から命名した…らしい。

何故、こんなことを原口くんに聞いたのかは、お店の彼と目の前の彼が同一人物かもしれないという私の直感からだった。

だけど、私の直感は外れたようだ。


「…ないです」


彼がそう言ったから。