パチパチとどこからか手を叩く音が聞こえてきた。 それは、ひなさんが手を打っている音で。何で、拍手されてるのか意味が分からなかった。 もう、さっきから分からないことだらけで、頭がパンクしそう。 「雪絵さん、とても素敵でした!」 そう、言い拍手するひなさん。パラパラとそれは伝染していく。 そして、いつの間にやら教室中を大きな拍手が包み込んでいた。