「それでも…信じたい。」
幸大が立ち上がる
「幸大、もう立つな!!」
なずなが言う
「俺は才能もないし、武神流なんて習ってない自己流だし、何よりも弱い。」
「あんた…立つだけでやっとじゃない!」
すみれがよろよろと立ったままの姿勢をなんとか保とうとする幸大に言う
「どんなに俺がダメな奴でも師匠は言ったんだ…
武神流は俺の望む全てを守れるって。
失わないってな。」
「今から守れないという現実を知るといい。」
「それでも師匠は言ったんだ…だから信じたい、いや…俺は信じる。」
「そもそもお前は武神流なんて習ってないんだろう?
なのに何を信じる?
習ってない武神流を信じるなどと言うつもりか?」
男性が幸大に近づきながら言う
「決まってんだろ。
俺を選んだなずなを信じてる。
そして…俺はなずなを守れると自分自身を信じる。」
「信じてどうなるんだ!!」
男性が攻撃を仕掛ける
「信じてるから何度でも立ち上がるし、立ち向かうし、守ろうとする。
つまりは、お前に勝てるってことだ!!」
「黙れ!!」
男性の攻撃は腹に向かっている
(流流しが簡単に使えないって言っても、だ
攻撃を捌ききれないとしても軌道はずらせる。
それに…相手が踏み込むならこっちは踏み込まなくていい。
だったらあの技が使える。
ただあの技は体力も使うから…敵の力を使ってできる技だし…
あの技が成功したらあの3コンボでフィニッシュだ。)
幸大は静かに流れる世界の中で思考を重ねた
幸大が立ち上がる
「幸大、もう立つな!!」
なずなが言う
「俺は才能もないし、武神流なんて習ってない自己流だし、何よりも弱い。」
「あんた…立つだけでやっとじゃない!」
すみれがよろよろと立ったままの姿勢をなんとか保とうとする幸大に言う
「どんなに俺がダメな奴でも師匠は言ったんだ…
武神流は俺の望む全てを守れるって。
失わないってな。」
「今から守れないという現実を知るといい。」
「それでも師匠は言ったんだ…だから信じたい、いや…俺は信じる。」
「そもそもお前は武神流なんて習ってないんだろう?
なのに何を信じる?
習ってない武神流を信じるなどと言うつもりか?」
男性が幸大に近づきながら言う
「決まってんだろ。
俺を選んだなずなを信じてる。
そして…俺はなずなを守れると自分自身を信じる。」
「信じてどうなるんだ!!」
男性が攻撃を仕掛ける
「信じてるから何度でも立ち上がるし、立ち向かうし、守ろうとする。
つまりは、お前に勝てるってことだ!!」
「黙れ!!」
男性の攻撃は腹に向かっている
(流流しが簡単に使えないって言っても、だ
攻撃を捌ききれないとしても軌道はずらせる。
それに…相手が踏み込むならこっちは踏み込まなくていい。
だったらあの技が使える。
ただあの技は体力も使うから…敵の力を使ってできる技だし…
あの技が成功したらあの3コンボでフィニッシュだ。)
幸大は静かに流れる世界の中で思考を重ねた

