ドドドドドドドドッ!!


幸大の周りの地面や校舎の外壁が凹んだり穴が空いたりしているが幸大、なずな、ヴァージニアには一切ダメージはない



「何を…した?

攻撃を全て捌いたのか…?」

クリストファーが言う

「残念。

捌いたんじゃなく流したんだよ。

そうだな…名付けて




武神流我術…流流し(りゅうながし)」


「くっ…数でダメなら力で押すのみ!!


ドラゴン・ナックル!!」

龍の幻影が幸大に向かう


「武神流奥義…」


幸大がクリストファーに向かって走り出した



「幸大、行け!!」

なずなが言う


「王槍!!」


ドシュンッ!!

「な…に…ガフッ!?」


幸大の槍の幻影を纏った拳は龍の幻影を貫きクリストファーを殴り飛ばした



「俺の勝ちだな。」

幸大が言う


「当たり前だ…げほっ。


勝ち負けがわからないほどバカじゃないんだよ、僕は。」


クリストファーが地面に大の字に寝転がりながら言う




「な!?

これが武神流!?」

男が言う

「あんたも、やるか?」

幸大が言う


「な…

クソッ!!」


スチャッ!!

男が銃を幸大に向けた


「銃はさすがに流せるか心配だな…」

幸大が構える


と、その瞬間

「?」

男の後頭部が鷲掴みにされ、男の足は後ろに払われて男は前のめりに倒れると同時に鷲掴みにされた後頭部を勢いよく押され地面に男の顔面がめり込んだ


「£%#&*@§☆!?」

男は不思議な悲鳴を残して気絶した


「はい、そこまで…って聞いてないか。」

気絶した男に向かって言う


「な!?

師匠!?」

「やぁ、三日ぶりだね。」

幸明が笑いながら片手を上げて挨拶をする