ハートフル・アーツ

翌日


「ココハ……」

「起きたか?

飯、食うか?」

幸大が言う


「イヤ……イラナイ。

くっ…!」

春華の体に痛みが走る


「腹に銃弾らしき貫通した穴が3発。

腹に残ってた銃弾が2発。右肩から左脇腹までの大きな切り傷。


死ぬ所だったぞ?

応急処置や手当てをしたなずなとすみれに感謝してくれ。」



「見事な手際ダッタ……」


「だろ? さすが俺の女だ。」



「誰があんたの女よ。」

すみれが現れる


「違ってなくない?」

「その、上から目線がムカつくのよ。



これ、お粥作ったから食べなさい。」


「……。」


「仙湯にしばらく浸けてたから傷口は一応塞がってるし、命に危険はないと思うわ。」


すみれが言う


「……。」