「ところで幸ちゃん？」


ツバメが満面の笑みで言う

「ん？」

「この女の子たちとはどういう関係なのかなぁ？」

満面の笑みだがその実、目と内心は一切の笑みがなかった


「か、関係って…

と言うかツバメ…殺気が…」

幸大が怯える

「ちゃーんと、説明、してくれるよね？」


「は、はい…」






数分後



「ふーん…」

ツバメがジニーたちとの出会いや経緯を一通り聞き終えた



「あの…ツバメ…？」

幸大が言う


「浮気者。」

「ぐっ…

心に突き刺さる…」

幸大が言う




「まぁ…誰が何と言おうと、幸大の婚約者は私だがな。」


なずなが言う

「そんなの関係ないもん。

幸大は私にメロメロだもん。」

ジニーが言う


「そう言えば、私は今回、幸大から直々に頼まれて手伝ったんだけど…」

シェリーが言う

「えーと、何か欲しいモノとかあるのか？」

幸大が言う

「何でもいいの？」

シェリーが言う

「あまり高価なモノとかは…

俺ができる範囲でなら。」


「それは安心して。

さすがに無茶なことは言わないわよ…」

シェリーが言う

「なら、何でも言ってくれ。」


幸大が言う

「本当に!?


私ね…幸大の子供が欲しいなー…」



ピシッ…！

空気に凄まじい亀裂が入る音が聞こえたような気がした



「ほ、ほぉ…

面白い冗談を言うなぁ…シェリー。」

なずながひきつった笑みで言う


「あら…冗談じゃないわよ？

婚約者さん？」


シェリーがにんまりとなずなに笑みを向けた