「助っ人も来てくれたし、小鷹もうまくやってくれたみたいだから、僕もさっさと終わらせようかな?」

あかねは敵の攻撃をかわしながら言う


「ちょこまかと!」

「猿みたいね!」

「堂々と戦いなさい!」


あかねを相手にする3人の女性が言う

「そんな安い挑発には僕は乗らないさ。

さっきみたいに7、8人を相手にするのはさすがに勝てなかったけど…」


ヒュッ…ビッ!


あかねは胸の前で勢いよく腕をクロスさせた


シュルッ!


「な!?」

「体が動かない?」

「どうなってるのよ!」



「正々堂々と戦うのは苦手なんだよ。

僕は忍ぶ者だから。」


「く…首が…」

「苦し…」

「わ、ワイヤー…!?」


ガクッ…

3人の女性は気絶した


「君たちの攻撃を避けながらワイヤーを張り巡らせた。

人数が多いと張り巡らせたワイヤーに気付かれてしまうから…君たちみたいに僕がちょこまかと逃げるという

安い挑発に乗ってくれなきゃこの戦い方はできなかった。」


ピンッ!

あかねがワイヤーを切る


「僕のことはできることなら忘れて。

僕は影に潜むのがお似合いだからね。」



ドサッ…


3人の女性はワイヤーがなくなり一斉に倒れた