公園のブランコにあかねとシェリーが座り、幸大はブランコの手前の柵に二人と向かい合って寄りかかる



「僕、いまだに小鷹にどう接したらいいかわからないんだ…


その…自分から積極的に行けないと言うか…どうすれば良いのかなって考えちゃって…」


あかねが言う


「そう言われてもなぁ…」

幸大が悩む



「はぁ〜

あんたたち、バカじゃないの?」

シェリーが言う


「バカとは失礼な…」

幸大が言う


「あかね…よく見てなさい。」

シェリーはブランコから立ち上がると幸大に近づく


「んっ!?」

シェリーは幸大にいきなりキスをした


「えええぇぇ!?」

あかねが動揺する


「シェリー…何を…」

幸大が言う


「あかね…私、幸大と裸で抱き合い、互いの気持ちを確かめあったことがあるのよ?」

「え…?」

「なずなやジニーとも幸大は風呂に入ったことがあるわよね?

当然、互いに裸で…。」

シェリーがそう言いながら幸大の腕を抱く


「小鷹…それ…本当?」

あかねが言う


あかねはブランコの持ち手を強く握る

悲しみや怒り…即ち、嫉妬が行き場のないあかねの気持ちをあかねの心の内側で乱反射させる