「武神流の危険性?」

幸大が幸明の話に問いを返す


「そう。

武神流は一般的には知られていない。


それだけの脅威がある。」


「あ…俺もネットで探したけど武神流はヒットしたけど、この道場はなかった。」

「まぁ…誰もが知っていても簡単に使える技はないからね。」


幸明が言う

「いや…確かに真義と天義は使えないけど奥義は一通り使えるぞ?」


幸大が言う


「だが…身体への反動が大きいから連発は無理だろ?


普通は身体の基礎を鍛えて反動に耐えれるようにするんだ。


それに…君は10年近く、奥義を使おうと鍛えていたはずだ。」

幸明が言う

「鍛えていたってわけじゃないけど毎日、必殺技の如く練習してたな。


それに前はなずなが武神流をチョロッと教えてくれてたし。」

幸大が言う



「そうか。


さて…さっそく修行をしようか。」


「え?

今から?」



「ああ…。

と言ってもただお風呂に入ってもらうだけさ。」


「風呂?」

「仙湯にね。」


「銭湯?」

幸大が言う

「きっと君の思ってるのと違うよ。


仙人の湯と書いて仙湯。


それに入って今日は寝るだけ。」


幸明がそう言って立ち去った