｢ふんっ、外人じゃないわ。


美女の多い北欧、スウェーデンの血を引く日本とのハーフよ!!｣

シェリーが銀髪の長い髪をファサッ…と手でなびかせた


｢日本の血を引くのに慎みが無いんじゃない？｣

ジニーが言う

｢あんたこそ。


あんたもハーフかしら？｣

シェリーが言う

｢私はクォーターだよ。

あなたの２倍。｣

｢ふんっ…クォーターって４分の１って意味よ？

もうお喋りはおしまいよ!!｣

ビュッ！

シェリーが蹴りを放つ

｢うわっ!?｣

ガッ!!

ジニーのガードが弾かれた

｢そんな非力な腕じゃ私の攻撃は防げないわよ!!｣


シェリーの蹴りが休みなく放たれる




(そろそろ、ガードしてる腕に力が入らなくなってきちゃった…


相手は蹴り主体の攻撃だし…私よりも背も高いしリーチが長いし…


ハーフで八頭身とかムカつく！



じゃなくて…

ガードはもたない…

まともに喰らったら、連続技でノックアウトされちゃう…


幸大、どうしよ…)

ジニーが心の中で思う



｢防戦一方じゃ勝てないわよ!!｣

シェリーが攻撃を続ける


ふわっ…

｢きゃっ!?｣

ベシャッ！

シェリーがバランスを崩して転んだ