ハートフル・アーツ

「くっ…

守りながらこの数を突破できりゃいいんだけどね…」

朱里が苦笑いを浮かべる

「リーダー!!

単車まで一気に走れば逃げることは…」

バキッ!!

喋って走り出した男は金属バットで頭を殴られた


「ぐぁぁぁ!?」

頭を押さえて地面を転がる

「こっちは素手だし…あねさん、私たちが囮になりますからお友達を連れて逃げてください!」


数人の女性が朱里に言う


「お前らを犠牲になんかできるか!!

それにこいつら守りながらこの人数を突破できるわけもねぇし、逃げ切れないに決まってる!」


「あねさん…」




「いつまで喋ってんだ!!」

不良たちが襲いかかる



「王槌!!」「ドラゴン・ナックル!!」


ドゴッ!!ドサッ!!


「な!?」

朱里が幸大たちを見る


「余所見するな!!」

朱里に数人が襲いかかる

「ハァッ!!」「エイッ!!」

ガッ!!バキッ!!

なずなとジニーが不良を叩きのめす

「ジニー…!」

朱里が言う



「朱里と言ったな、私たちを守る必要はない。」

なずなが言う

「そ、私たちを守るKnightはちゃんといるよ。」

ジニーが言う

「まぁ、この人数を突破したり逃げるのは難しいが…」

クリスが言う


「全員を倒すのは逃げるよりは簡単だろう?」

幸大が言う

「あんたら…何を…?」


「「「「逃げられないなら逃げなきゃいい!」」」」