ボクシング部


「失礼します!!」

ジニーとなずなが扉を開くとすぐに顧問が立っていた

「なにごとだ?」

ゴツい顧問の教師が言う


「クリスをこのボクシング部がいじめてるんです!!」

ジニーが言う

「何を根拠に…」

顧問が言う

「証拠はクリスの体のアザや怪我、そして保健室に運ばれた際の格好だ。」

「?」

「クリスの体にはたくさんのアザや怪我があります!!

普通の練習にしては酷いです!!


それに今日、クリスが保健室に運ばれた時に制服を着てました。


なのに部活で殴られて当たりどころが悪かったって…


ボクシングは制服や時計を着けたまま行わないのは誰でもわかります!!


クリスをこのボクシング部がいじめてるんです!!」

ジニーが言う


カチャンッ…

部室に鍵が掛けられた



「ふぅ…知ってるよ。」

顧問が言う


「え?」

「よそ見をせずに真っ直ぐ文句を言うから見落とすんだろうな。


クリスを立たせろ。」

顧問がリングに目を向けた


「クリス!?」

クリスはリングに倒れていた

それを部員が立たせた


「ジニー…何で来た…


幸大が言ったのか…?」

クリスが言う

「違うよ!!

幸大は教えてくれなかったよ…

クリスならこんな奴ら簡単に倒せるのに…何で!?」

ジニーが叫ぶ