(学校到着）
「ちょっと！優愛！あんたじっくり話聞かせてもらおうじゃないのっ！」
また始まった
夏希お得意の事情聴取！
「え…なにが……？」
「とぼけんなっ！ゆあっ！」
「まぁまぁ勘弁してやってって」
くそ愛途！あんたのせいでわたしは事情聴取をされてんだぞ！！ちょっとくらい悪いとか思わないのかっ！？
「思わないよ」
「んぁー！また読んだな！？」
「ごめんごめん、ちょっと聞き捨てならん内容だったもんで！笑」
「これがエスパー…」
夏希がなんかしみじみ言ってる！笑
「そう！これがエス…ぱ…ぁ…」
「ん？なんだって？俺の愛しの優愛ちゃん？」
こりゃ嫌味気たっぷりでしゃべってるからちょっと黙って謝っとこ！
「ごめんなさい」
「おい！反省したしゃべり方じゃないんだけど！笑」
その時
ドンッ
「…いって…なにすんだよ！」
「ごめんごめん、そこの可愛いコに見とれちゃってさ」
そこの可愛いコ？ん？
なんか目線が刺さりまくるんだけど、
「わたし？！」
「そう♪俺、神野麗愛って言うの！よろしく！」
かのれいあ？綺麗な名前だこと！
「よろしくねっ♪」
「うん♪じゃぁ、ちょっと急いでるからまたあとで」
そういうと彼は二カッと笑った
「なんかかっこいい…」
「は？」
なんか愛途の声が低すぎてびっくりした！
それにさっきまであんなにご機嫌だったのに今はすっごく悪い
