「わっ!?コケるっ」


あたしはすごいスピードなのに石に躓いて。

絶対血まみれだよ~…


……………………………………あれ??

想像してた痛みが全然襲ってこない。
っていうか、誰かに………



「…きゃあっ!?」

「っぶねー。助かって第一声がそれかよ。」


あたしは、この声の主さんに。
抱きとめられていた。