「終わり…?何で?」 僕は、正常な思考でなくなっていたのかもしれない。その事なんか、どうでも良くなるくらいに珠姫を… 珠姫の声で、現実に引き戻された。 「当たり前でしょう?私達は血のつながった兄弟。愛し合うのは赦されない…」 あぁ…そっか。僕達は兄弟。 「俺…外出て頭冷やしてくる…」 そう言い残し、ふらふらと立ち上がった。