「そこからは、もう察しがつくでしょう?」 彼はそれきり、連絡も寄越さなくなった。 罪悪感を感じたのか否かは定かで無い。 そして、双子…父親がひとりは夫、もうひとりは彼…が生まれた。 1人で2人の子を育てるのは無理だと思い、妹の家に半ば無理矢理里子として預けた。 成長して行く珠姫の顔を見るのが辛くて、実家には帰らなかった。