僕たちは、家が同じマンションにあることもあって、毎日のように放課後は遊びに行っていた。



そんな幸せな一時を過ごしていた僕らは、一瞬にして残酷な運命の真ん中に放り出された。


それは或る日のこと。


僕は、彼女を家に招いた。

母には、予め"友達を家に呼ぶ"と伝えていた。


母は、少し緊張している…というより、厳しい面持ちだった。