「俺らの家は、2階の奥から2番目。何かあったら、何時でも来て。」


マンションに着いた僕達は、家の場所を教え合い、帰った。



「ただいま〜」

「お帰り。今日は遅いのね。連絡してくればよかったのに。」


「あー、うん。まぁちょっとね」


今日思ったことを意識してしまうせいか、少し会話がちぐはぐだ…。



「何?あんた熱でもあるの?ぼーっとして。それとも、好きな娘でもできたわけ?」



「違うよ!!疲れてるだけ!」

「ふーん…まぁいいわ…じゃあ、ご飯できてるから食べちゃいなさい。」




黙々とご飯を食べる僕。




この間だけは、思考を停止することができる。