俺らが通る道はいつも開いている


みんな道を明けてくれる



そして両サイドから


『やばーい!かっこいーーー』


声小さくしてるつもりかも知れんが

甲高い黄色い声。


「翔太、早く帰りたい。」


「たしか、2組に可愛い子か集結してるって言ってたからー」


「ねぇ、翔太・・・もー」

「2組到着!!・・・・・おぉーーーーー」



翔太、目がめっちゃ輝いてるし・・・


そんなに可愛いのか?


教室の中を見渡す・・・


「派手だな。」


半数はギャルか?

うわぁめんどくさそう。


「化粧濃い奴が多い。俺無理だわ」


「ギャル可愛いーじゃん!!でも清楚なあの子も可愛いね」


翔太ギャル好きだったけ。


もちろん言わんばかりに教室からはギャルたちの悲鳴が聞こえる。

カッコイイだのイケメンだのやばいだの

うるさい。