―――――次の日―――――
授業終わり・・・
「零桜!!一緒に美和ちゃんとそのお友達迎えに行こうぜ!!」
「おう。」
一年の廊下を歩けば
やはり甲高い黄色い悲鳴。
営業スマイル向けてみますか・・・
(ニコッ)
《キャーーーーーーーーーー!!!!!!!!》
うおっ
耳痛い・・・
「美和ーちゃーーーん!!」
あ、ここの教室だっけ、
「翔太先輩ちょっと待ってくださーい!!ほらハナ、行くよ!!」
翔太の彼女、ほんとにギャルじゃなかった・・・
頭にお団子を作ってて、活発そうなハキハキとした声。
身長も少し高めでスタイルいいな。
「う、う、うん。」
噛み噛みの子が一緒に帰る子?
めっちゃ綺麗な黒髪で大和撫子の雰囲気なのに
顔はめっちゃ外国人なみに濃い・・・ハーフか?
イギリスとかロシア系に見える。
・・・ん?
どっかで見たことある・・・・
あれ、んーーーーーーー・・・
「あっ!ぶつかった子。」
「え?零桜知ってんの?」
「入学式の日ぶつかった子(ニコッ)」
「ほー・・美和ちゃん友達の名前何?」
「あー、ハナです。三浦ハナ!翔太先輩ごめんなさいね、私友達がいないと恥ずかしいなんて・・・。」
「大丈夫!!ハナちゃんは零桜と一緒にしゃべっててもらうから☆」
「えっ?!美和そんなこと聞いてないよ私。」
「まーそう言うことだよハナ頑張ってw」
「そんな勝手な・・・はぁ・・仕方ないか。」
美和ちゃんって翔太と一緒で結構自分勝手な子だな・・・
ハナちゃん大変なんだろうな
そんな身勝手な美和ちゃんが大好きなんだろうな

