キッチンに行き、
「貴方達は何にする?」
「ぼくはホットレモン」
ナオ君が
「ホットレモン?」
「うん。レモンがはちみつにつけてあって…おいしいんだよ」
「ふぅ~ん。じゃあ僕もホットレモン」
「はい。陽菜は?ミルクココアでいい?」
「ひなもホットレモン」
あらあら、あくまでナオ君の真似するのね。
涼とナオ君がクスクス笑ってる。
コーヒーとホットレモンを用意して
「あ、涼、伊勢さんと青木さんを呼んできてくれる?いいわね、二人だけよ」
「うん」
リビングのテーブルにカップを並べて
「ママ、つれてきたよ」
「ありがとう。じゃあ予定通りにお願いします」
「はい」
「ナオ君、涼、陽菜」
「はい?」
「なに?」
「ママ、なあに?」
「うん、あのね…」



