…今日もまた、始まった。
高校二年の時から始まった彼氏からの暴力、そして監禁。
一年経った今でも彼氏の行動はエスカレートしていく一方だった。
「おはよう、日向。ほら、ご飯持ってきたからきちんと食べてね?」
私の前に現れた彼ー悠が差し出したのは犬用の餌皿。
そこには私の朝食だと言った目玉焼きとトーストが置かれていた。
これも何時ものこと。
本当に犬の餌が出て来ないだけまだマシだと思う。
そして、動く度にジャラリと重々しい音が足元と首辺りから聞こえてくるのも、いつも通りだった、
ー…ことの発端は些細な口ゲンカからだった。
同じ高校の、一つ上の先輩だった悠。
バスケ部のキャプテンで、成績も常にトップ。おまけに顔もかっこよくて学校のほどんどの女の子がファンになっていた。
…無論、私も。
バスケ部の練習を毎日暇潰し程度に見ていくという行為を繰り返している内に私は悠と話す機会が増えていった。
同じ地元ということですぐに仲良くなり、私が二年になったのと同時に交際を始めた。
"付き合う"という行為自体初めてで悠に迷惑ばかりかけていたけど、毎日が充実していた。
悩みを相談出来る友達。
勉強に頭を悩ませる毎日。
勝利を目指して汗を流す部活。
そして、大好きな恋人。
不満なんて、何一つなかった。
なかった…はずなのに。
この幸せだった関係は呆気ないほどに一瞬で足元へと崩されていってしまったー…。
「ー…俺が、嫌い??」
それは悠がしつこく私の行動を聴いてきたある日。
…もしかしたら、この時にはすでに遅かったのかもしれないけれど。
「束縛する悠なんて、嫌いっ!」と発した言葉が引き金となった。
私の言葉を復唱しながら俯く悠に少しだけ「言い過ぎたかな?」と罪悪感を感じて更に言葉をかけようと悠に近づいて私はその違和感に気がついた。
「ゆ、う…?」
悠は焦点が合っていない虚ろな瞳で私を見たまま、ケラケラと笑い始めた。
高校二年の時から始まった彼氏からの暴力、そして監禁。
一年経った今でも彼氏の行動はエスカレートしていく一方だった。
「おはよう、日向。ほら、ご飯持ってきたからきちんと食べてね?」
私の前に現れた彼ー悠が差し出したのは犬用の餌皿。
そこには私の朝食だと言った目玉焼きとトーストが置かれていた。
これも何時ものこと。
本当に犬の餌が出て来ないだけまだマシだと思う。
そして、動く度にジャラリと重々しい音が足元と首辺りから聞こえてくるのも、いつも通りだった、
ー…ことの発端は些細な口ゲンカからだった。
同じ高校の、一つ上の先輩だった悠。
バスケ部のキャプテンで、成績も常にトップ。おまけに顔もかっこよくて学校のほどんどの女の子がファンになっていた。
…無論、私も。
バスケ部の練習を毎日暇潰し程度に見ていくという行為を繰り返している内に私は悠と話す機会が増えていった。
同じ地元ということですぐに仲良くなり、私が二年になったのと同時に交際を始めた。
"付き合う"という行為自体初めてで悠に迷惑ばかりかけていたけど、毎日が充実していた。
悩みを相談出来る友達。
勉強に頭を悩ませる毎日。
勝利を目指して汗を流す部活。
そして、大好きな恋人。
不満なんて、何一つなかった。
なかった…はずなのに。
この幸せだった関係は呆気ないほどに一瞬で足元へと崩されていってしまったー…。
「ー…俺が、嫌い??」
それは悠がしつこく私の行動を聴いてきたある日。
…もしかしたら、この時にはすでに遅かったのかもしれないけれど。
「束縛する悠なんて、嫌いっ!」と発した言葉が引き金となった。
私の言葉を復唱しながら俯く悠に少しだけ「言い過ぎたかな?」と罪悪感を感じて更に言葉をかけようと悠に近づいて私はその違和感に気がついた。
「ゆ、う…?」
悠は焦点が合っていない虚ろな瞳で私を見たまま、ケラケラと笑い始めた。
