「なわけないだろ!!」



「え?だって毎日真木翼迎えくるし…

昼休みだってしょっちゅう来るし」



「それは…

とにかく付き合ってないっ!!!」





「なになに、何の話~?」





話に加わってきたのは、同じく同じ清掃班の沙良(サラ)。







「爽月と真木翼が付き合ってるってはなしー♪」



「だから違うって…!」



「あーっやっぱりそうなんだーっ!

まぁそうだとは思ってたけどねー♪」



「それにしてもさすが爽月だよね。

いきなりあんな王子様ゲットしちゃうなんてさー♪」





あたし放置でどんどん進んでいく話。




お前ら人の話を聞けー!!




ってか…






「王子?」



って誰だ?






首を傾げると、結花が信じられないというような顔であたしを見た。






「え…爽月知らないの!?


真木翼っていったら一年の王子って有名じゃん!!


3年女子の間でファンクラブだってあるんだよ!?」





ファンクラブ!?!?