生意気なKiss





着いた先は遊園地。



「よしっアレ乗るぞアレ!!」


「アレって…いきなりジェットコースターかよ。相変わらずだなー」




颯太が呆れたように苦笑い。




「いいじゃん!颯太も好きだろ?」



「俺はいいけどー…愛海平気?」




優しく愛海に聞く颯太。



すると愛海はニコッと笑って





「うん平気だよ!」


「ほんとに?無理しなくていいんだぞ?」


「大丈夫だよー!
あたし意外と好きなんだよ、絶叫系!」



「そっか。
怖かったらいつでも俺に言えよ?」




優しく愛海の髪を撫でる颯太。





…ったく





「…相変わらずラブラブだな」




見てるこっちが恥ずかしくなるぞ!





「うるせーな、つーか早く走って並んでこいよ、爽月。俺らは後からゆっくり行くから」



「なんだそれ!!」




あたしはパシリか!?





怒るあたしに楽しそうに笑う颯太。





なんか懐かしいな、この感じ。