「いや大丈夫、まだ10分前だし。
つーか久しぶりだな颯太」
颯太とは何気、高1の時にあったクラス会ぶりだ。
かれこれ2年くらい会ってなかった。
「おー久しぶり爽月!
お前全然変わってないなー!相変わらず男じゃん!」
「黙れ!!!」
その通りだけど!!
「颯ちゃん、こっちがあたしとバイトが一緒の真木翼くんだよ」
ワンピース姿のいつもより可愛さ100倍増しの愛海が颯太に真木を紹介する。
「よろしく!」
「…よろしくお願いします」
朗らかに笑う颯太とは対照的に、どことなく作られたような笑顔を浮かべる真木。
…なんだ?
まぁ、とにもかくにも
「じゃっ行くか!!!」



