「ちっげーよ!!
あっ愛海が!もし暇なら愛海と愛海のカレシとあたしとお前で遊ぼうとか言うから!!!」
「…なるほど。
ダブルデートってことですね♪」
…ダ!?
「だからちげーよ!!!
ダブルデートっていうのはな、カップルとカップルがするものであってあたしとお前は断じてそんな関係ではな「行きます♪」
不意によこされた返答。
「…そ、そうか」
「例えダブルであっても、センパイと初めてのデートですもん。
行かないワケないじゃないですか♪」
嬉しそうなアイツの声。
「死んでも行きます!♪」
「…そ、そこまでして来なくていい!
あと!!これはデートじゃないただの交流会だ!!!
じゃっ!!」
力強く通話終了のボタンを押すとバタンとベッドに倒れこんだ。
何でアイツは平気で人を赤面させるようなことばかり言うんだ。
唇を触る。
…思い出したくなくても何回も思い出してしまう自分が死ぬほど恥ずかしい。
日曜日…アイツと普通に顔を合わせられる自信がない!!!



