「っそうですけど…センパイの知り合いですか!?」
思わず食いつく。
「…爽月とは同じ学科で、部活も一緒なの。
爽月に会いに来たの?」
「はい!センパイって今どこにいるか分かりますか!?」
女の人は少し眉をひそめると
「…昨日電話で言われたと思うけど、あのバカ、ついさっき合コン行ったよ」
…え…
遅かった!?
「っば、場所は!?場所はどこですか!?」
女の人に合コン会場を聞いて、すぐさまそこに向かって走り出す。
センパイ…待ってろよ。
センパイがどんなに他の男のとこに行ったって
俺は離すつもりないから。
離れていくなら
何度だって連れ戻す。



