―――チュンチュン
小鳥の鳴き声で目がさめた。
なんて健康的な朝。
うーん、とベッドから体を起こして伸び…
ベッドじゃない!?
ていうか服着てない!!!!
反射的にバッと掛布団を肩まで引き上げる。
「うーん…」
という寝ぼけ声にハッと視線を落とせば
隣でスヤスヤと眠る真木…。
…そうだ。
あたし昨日
真木と…
「わー!!!」
蘇ってきた昨日の情景を打ち消すようにブンブンと首を振る。
昨日はなんとなく雰囲気でやってしまったけれど
今思い出すと死ぬほど恥ずかしい!!!
「センパイ…?」
ビク!!!
急に名前を呼ばれて恐る恐る振り向くと、まだまだ夢の中の真木がいた。
なんだ寝言かよ…
ホッと胸を撫で下ろす。