「…は!?」
「…俺、今感動してます。
まさかセンパイがヤキモチ妬いてくれる日がくるなんて…」
「ち、ちげぇよ!別にヤキモチとかじゃ!」
ただあんな美人な店員さんのことに詳しい真木にムカついただけだ!!
って、これってヤキモチなのか…?
自分の感情がよく分からず悶々と考え込んでいると
チュッ
「!?!?」
「俺はセンパイだけですよ♪」
「おっおおお前!!!」
公衆の面前でなんてことを!!!!
人の気持ちも知らずニコニコ微笑む真木に拳を震わせていると
「お待たせ致しました」
カタン、とあたしの目の前に小さな丸いケーキが置かれた。
「…え」



