「センパイ先行かないでくださいよ~」 小走りで追いついてきた真木が隣に並ぶ。 「もしかして照れてるんですか?♪」 「は!?」 「かっわいー♪」 からかうようにそう言う真木の頭をパシッと殴った。 「痛!?」 「くんだんないこと言ってないでどこ行くんだ今日! さっさと行先を言え!!!」 「殴んなくてもいいじゃないですか…」 不服そうに殴られたところを撫ぜる真木だったが、すぐにニコッといつもの笑顔に戻ると 「イイトコ♪行きましょ♪」