「失礼しまーす。れー…九条先生絆創膏プリーズ」


私としたことが。
あんな薄っぺらい紙ごときに指をやられるとは…村井ひよ一生の不覚!


「あー。絆創膏とか適当に~。今ちょっと手放せないわー」

カーテン越しに聞こえる声。



「了解」

私は絆創膏を探しながら疑問に思った。れんれんが手放せないほどの重傷の人?


気になった私は少しだけ覗いてみることにした。


そこに居たのは怪我をした










「み、南?!」



「!!」