「あぁ~…やっちまったぜ…」


「うぅっ。いつから、いつからそんな積極的になってしまったの?なんか複雑」


「うるせー、三十路!」

「まだ20代」


どうも。お久しぶりです。九条です。久々の登場で忘れてないかな?イケメン保健医って設定の。いつも白衣を纏い、黒縁眼鏡を掛け、コーヒーを飲んでいる九条蓮先生だよ。思い出した?うん、よろしい。



今は告白っぽい事をしてしまったらしいひよこちゃんのお相手をしている。



「で?俺にどうしろってー?」

「うむ。特にれんれんに出きることはない」

何しに来たの?

「ただ、私の話を聞いてくれぬか?桃に相談ってのもあれだし、今日に限って太郎はハローワークだし」


太郎?また妄想の中の人かな?


「で、友達の居ないひよこちゃんは俺に頼りました。てな感じ?」


「友達居ないとか失礼だな。事実だけど」



「はいはい。そんなことより一ノ瀬から返事聞いたの?」


「そんなことよりってなんだ。ケータイのアドレス帳はな、過疎化が深刻化してんの」

変なスイッチ入っちゃったよ。

「うん。それは後で聞くから。話そらさない」

「うぐ」