「南の知り合い?この子」


「パシリ」


「要するに知り合いね」


誰あんた!南の友達?南って友達いたの?!嘘でしょ!


「お前今失礼なこと考えてたろ?」


「む。既に失礼なことを発言している君には言われたくないのだがね」


「俺はよくてもお前はダメ」


「なにそのジャイアニズム。私には不必要です、お断り!」


「あぁ?」


「やんのかぁ、兄ちゃん。わしゃぁ、道場の娘やねん。わかっとりまっか?」

「何故関西弁?」


何でもええねん!こちとら折角の夏休みを海の家に捧げてもうたことでイライラしとんねん!



「ははっ!」

「え!なに?なに笑ってんの、友人A」


「(友人A?)いやぁ。南と言い合ってる女の子初めて見たからさ?ほら、だいたいの女の子南がイケメンだから南に惚れちゃって喧嘩なんてあり得ないじゃん?」


じゃん?じゃねーよ、じゃん?じゃ!可愛いから許すけど?!


「まぁ、男でも南と喧嘩する奴いないけどね。ほら、南強いじゃん?」

本日二度目の「じゃん?」をありがとう。