「何ボーッとしてんの。食べなよ?」


「あぁ…」 


俺の目の前には4、50センチぐらいの高さの、甘ったるい生クリームがたっぷりとあり、その上に色鮮やかな果物たちが乗せられている馬鹿でけぇパフェがある。

そして、そのパフェをもくもくと食べ続ける女がいる。村井ひよだ。最近女なのか本当に怪しくなってきたが。




つーか。何故俺はここにいる。

何故俺はこいつと同じパフェをスプーンでつついているのか。


あぁ、そうか。確か、こいつがテストそこそこの順位を取ったからか。

まぁ、結果出したら奢るとは言った。


「南殿、南殿!」



「どうかしたかー、ひよ足軽兵」



「ブルーベリーが最高にうましであります!」


「おー。よかったなー」


「何その棒読み?」