屋上に残ったのは私と南とれんれんとダブル会長だけだった。

丸山先生はお帰りになられましたであります。


……静かすぎる。あのれんれんまでもが。

私がしゃべるの?私なの?
そうか、わかった。

「あの「あたしね…」」


恥ずかし!私のターンかと思ったら長谷川さんのターンだった!何一人で勘違いしてたの、恥ずかし!


「あたしね、今も昔も、多分これからも南様のこと好き」 


え?シリアス?え?さりげなく告白?南さんめちゃくちゃ涼しい顔してるけど。


「だけどね今も昔も、多分これからも。南様はあたしのことは好きにならない」

それに同意するように白石さんも言う。

「九条先生も同じだもんね」

「九条先生も私のこと好きにならないしね」






「だから、私たち諦める」