「本当に好きぃ...」 あたしは机に突っ伏してそう嘆いた。 「それにしてもよかったね。同じクラスになれて」 そう!そこだよ、咲! あたしと川口君は同じクラス。 中1と中2は違ったんだけど、中3とただいま高1は同じ。 「本当、先生神様...」 咲とも同じクラスなれたしね! 今日は入学してから初めての登校日。 桜が風になびかれ舞い落ちる。