それから、雑談をしながらあたしたちは切り進めていよいよ終盤にかかった。 二人で違う方向から進めて行って、だんだん距離が縮まっていって。 二人が同じ地点でゴールなんだけど、そこに近づいて行った。 「あとちょっとだね」 「本当だな。意外と百瀬きれいじゃん!」 「意外って失礼ですぅ~」 「じゃあ案外?」 「それもいらなぁい!」 そして、いよいよ二人のゴール地点。