「川口君大丈夫?顔...赤いよ?」 「っえ?ぁっ...えと...」 「熱でもあるの?」 あたしがその一言を発すると、焦ってた川口君はいきなりふぅと一息ついて 「鈍感でよかった..」 とつぶやいた。 「ん?」 「や、何もなし!行くか!」 川口君はさっき焦ってたのが嘘のようにまた明るさを取り戻した。 いったいなんなんだ。 訳がわからない。 あたしは先行く川口君の後ろをついて行った。